栃木銀行カードローンの審査は厳しい？審査について徹底解説

銀行のカードローンを検討するときに、馴染みのある地元の銀行を候補に考える人もいるかと思います。

銀行のカードローンを利用してお金を借りる場合は、申込者は審査を受けなければなりません。

この記事では銀行カードローンの審査について、申込者として知っておくべき内容を解説していきます。

記事の終盤では栃木銀行カードローンの特徴を記載するだけでなく、審査を円滑に進める秘訣も掲載しているため、ぜひ最後までご覧ください。

栃木銀行カードローンの審査は厳しい

金融機関などが提供するカードローンは、すべての申込者に対して審査を行っています。

借入先の条件に適した人が審査を通過するものであり、貸し付けに見合う人にだけが融資を受けられます。

しかし銀行カードローンの審査にはいくつかの要点があるため、事前に確認すると融資に繋がる可能性は高くなります。

銀行カードローンの審査は以前より厳格化された

銀行カードローンの審査は、申込者にとって厳しいと言われています。

その理由として、銀行は過去に貸付残高が増加し貸し倒れのリスクが高くなってしまった経緯に関係があります。

その結果、カードローンの貸し付けに関して業界全体での見直しが行われ、過剰貸し付けや反社会的勢力への貸し付けに厳しくなったのです。

令和元年に見直された点は、以下の通りとなります。

• 警察データベースへの照会
• 収入証明書の提出の定着
• 保証会社と審査体制の構築
• 貸付後の定期的な返済能力の監視

参考元：金融庁　銀行カードローンのフォローアップ調査結果について

見直された点を、1つずつ解説していきます。

審査の過程で警察データベースへの照会がある

銀行カードローンには、審査過程の中で警察データベースへの照会があります。

この過程は、消費者金融のカードローン審査にはないものであり、銀行特有となります。

警察データベースへの照会は時間を要するため、結果的に銀行カードローンでの即日の融資が不可能になりました。

借入額によって収入証明書の提出を徹底する

銀行カードローンを申込む際に、借入希望額によって、収入を証明する書類の提出が必須となりました。

50万円以上の借り入れを希望する場合に収入証明書を提出する理由は、年収に対して過剰な貸し付けが行われるのを防ぐためです。

貸し倒れのリスクを回避できる上に、利用者にとっても返済困難な状況に陥らないための措置となります。

保証会社との審査体制を構築

銀行のカードローン契約では、申込者は保証会社による保証を受けています。

保証会社と情報を交換し基準を追加したり、互いにそれぞれの審査への関与を深めて審査体制を構築しています。

契約中にも信用情報を監視している

さらに契約を締結し、カードローンを利用中も、定期的に契約者の信用情報を監視するようになっています。

そのため、契約者は定期的に収入証明書の提出を求められる場合があり、その内容によっては契約の途中で限度額が下がる可能性もあります。

以上のように、銀行のカードローンの審査が厳しいと言われる理由は、申込者が貸し付けに相応しいか時間をかけて確認した上で契約するためです。

銀行カードローンは消費者金融のカードローンと比べて金利が低く、対象者などの面で申込条件が狭く設定されている傾向があります。

金利が低いと銀行が受け取る利益は少なくなりますが、条件を狭め確実に返済できる人と契約するため、利益を確実に回収できる可能性を上げているのです。

銀行の審査とは別に保証会社でも審査がある

銀行と消費者金融のカードローン審査において大きく異なる点は、銀行は保証会社を利用している点です。

保証会社は、銀行が提供するカードローンに対して、契約者の返済能力などを保証する役割を持っています。

保証会社によるカードローンリスクの埋め合わせは、銀行がより多くの申込者を受け入れ融資するための重要な役割です。

そのために保証会社でも申込者に対して審査を行い、その結果を踏まえて金融機関が最終的に融資の可否の結果を出します。

栃木銀行カードローンの保証会社は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社です。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社はSMBCの子会社であり、金融事業として旧社名である「プロミス」というカードローン事業を展開しています。

保証事業の提携先金融機関は186機関もあり、日本全国で金融機関と提携しているため、信用がある会社というのがわかります。

参考元：SMBCコンシューマーファイナンス株式会社　保証事業

ここまでの説明で銀行カードローンの審査は厳しく、通過できるか不安に感じる人も多いでしょう。

しかし審査で確認される項目をあらかじめ把握すると、審査に対する不安は解消されるでしょう。

銀行カードローンの審査では申込者の返済能力を確認している

カードローンの審査項目として確認される内容は、大きく分けると以下の3つになります。

• 申込者の属性情報
• 申込者の信用情報
• 借入状況

審査結果に大きく影響する項目のため、しっかりと理解しておきましょう。

申込者の属性情報から申込みに適しているか確認する

申込者の属性情報とは、申込者の年齢や家族形態、居住年数など申込者個人の情報です。

申込者を特定し条件に当てはまるかを見極め、提出された書類と照合するために必要な情報となっています。

さらに勤務先の雇用形態や勤続年数、年収などの情報から収入の安定性を確認しています。

信用情報機関を利用し申込者の信用を判断する

信用情報とは、クレジットカードやローン契約などの契約内容や取引履歴を記録した情報です。

銀行カードローンは、JBA(全国銀行個人情報センター)を指定信用情報機関として利用しており、契約終了から5年以内の履歴が残っています。

信用情報は金融機関が申込者の信用を判断するものであり、過剰な貸し付けを防止するために大切な情報となります。

借入状況で過剰な融資を防止する

借入状況は、他社の融資を含めた借入の状況であり、現時点での申込者の返済能力を判断するのに利用します。

総量規制とは、年収の3分の1を超える貸し付けを禁止するものです。

銀行は貸金業者ではないため総量規制の対象外ではありますが、自主的に規制し貸金業者と同じように貸し付けの上限を設けています。

このような規制は、過剰な借り入れを防止し返済困難な状態に陥るのを未然に防ぐためです。

以上のように申込者自身の情報や信用情報、借入状況などから得られる返済能力を総合的に判断してカードローン審査の結果を出しています。

厳しいと考えられていますが、上記の点に著しく問題がなければ、不安に考える必要はありません。

その反対に、上記の点で問題がある人は審査通過が難しくなるといえます。

既述のように審査基準は公表されていませんが、以下の点に当てはまらないか申込み前に確認してみてください。

• 収入が不安定で返済能力がない
• 延滞歴や金融事故が信用情報に残っている
• 他社借入件数が年収に対して多い

個人情報などは自分の力で変更するのは困難ですが、信用情報や借入状況は気をつけていると改善できるものです。

それでは次に栃木銀行での申込条件について、確認していきましょう。

栃木銀行カードローンの申込条件は安定収入がある人

栃木銀行が定めるカードローンの申込み条件は、以下の通りです。

これらの条件に自分が当てはまるか確認して、申込みを決めてください。

• 満20歳以上満69歳以下
• 安定した収入が継続してある人
• 居住地または勤務地が栃木銀行の営業区域内
• 指定保証会社の保証が受けられる人
• 他に栃木銀行の無担保ローンを利用していない人

契約時の年齢は満69歳となり、カードローン条件の中では比較的高めに設定されています。

年金収入のみの人はカードローンを利用できませんが、対象年齢が高めの設定はより多くの人が利用できるため、利点となります。

継続した安定収入という面では、専業主婦や学生には向いていないため、残念ながら対象とならない人は他の借入先を検討してください。

栃木銀行営業区域は栃木県内と一部の埼玉県と群馬県、茨城県で北関東地域が主な区域となります。

既述のように、栃木銀行のカードローンは審査に時間を要するため、即日に融資を希望する場合は審査が早い借入先の消費者金融おすすめです。

カードローン申込みには本人確認書類の提出が必須

カードローンを申込むにあたって、申込者が用意しなければならない書類などがあります。

主な必要書類は、以下の通りです。

本人確認書類	運転免許証 パスポート 個人番号カードのいずれか1つ 外国人の場合は 在留カード 特別永住者証明書のいずれか1つ
勤務先確認書類	健康保険証
口座届出印	栃木銀行の口座を持っていない場合、届出予定印

さらに、借入金を50万円以上希望する場合、直近の年収を確認できる資料が必要となります。

お勤めの人	源泉徴収票 住民税課税決定通知書 所得証明書のいずれか1つ
自営業の人	納税証明書（税務署発行印ありのもの） 住民税課税決定通知書 所得証明書のいずれか1つ

審査によってはこちらに掲載した書類以外にも、提出を求められる場合もあります。

栃木銀行カードローンはWEBで24時間申込みが可能

次に栃木銀行カードローンの特徴と申込み手順、借入方法と返済方法を解説していきます。

申込から利用開始までにかかる時間や、借り入れと返済の際に気をつける点を説明しているため、申込む前に確認しておきましょう。

申込む前に栃木銀行カードローンに基本情報を理解しておこう

栃木銀行カードローンの基本情報は以下の通りであり、栃木県を中心に北関東地域で86の店舗と187ヶ所のATMを利用できます。

借入限度額	10万円～800万円 （10万円単位）	金利	年1.9～14.5％の固定金利
使用用途	自由	返済日	毎月6日 （銀行休業日の場合は翌営業日）
担保、保証人	不要	保証料	金利に含まれる
自動融資機能	あり	店舗数	86店舗 ATM187ヶ所 ローンプラザ6ヶ所

金利は限度額によって決まりますが、栃木銀行カードローンの金利は固定金利であって経済情勢などによって変わる変動金利ではないため、返済の計画は比較的容易です。

融資期間は2年間で原則自動更新となりますが、満70歳の誕生日を経過した場合の更新はありません。

自動融資機能とは、カードローン返済用口座が公共料金やクレジットカードの自動引き落としにより残高が不足していた場合、不足分を自動的に融資する機能のことです。

限度額は増額も可能であり、銀行から電話やダイレクトメールで増額の連絡が来たら検討するタイミングとなります。

必ず審査に通る保証はありませんが、限度額を上げたい場合は電話で問い合わせてみましょう。

栃木銀行は都市銀行にも劣らない低金利が設定されている

栃木銀行カードローンは、他の銀行と比べても申込者にとって利便性のあるカードローンであるのがわかります。

以下は、都市銀行や同じく栃木県の足利銀行、消費者金融のカードローン金利などを比較した表です。

銀行	金利	借入限度額	申込年齢
栃木銀行	年1.9～14.5％	10万～800万円	満20歳以上満69歳以下
都市銀行	年2.2～14.15％ （4銀行の平均）	10万～800万円	満20歳以上65歳未満 （三菱UFJ）
足利銀行	年1.5～14.8％	10万～800万円	満20歳以上75歳未満
楽天銀行	年1.9～14.5％	10万～800万円	満20歳以上満62歳以下
消費者金融	年3.6～17.9％ （大手5社の平均）	1万～500万もしくは800万円	満20歳以上69歳まで （アイフル）

金利は年1.9〜14.5％と、都市銀行に劣らないほどの低金利で利用できます。

特にはじめてカードローンを利用する場合は、上限金利が適用となる場合がほとんどであるため、上限金利が低いのは魅力的な点です。　

消費者金融は金利が高いのですが、無利息期間の設定があるなどサービス面での違いがあります。

同じ宇都宮に本店を置く足利銀行は、店舗134ヶ所にATM196ヶ所と幅広い営業区域を持っていますが、金利で見ると上限と下限共に少しの差はあります。

申込みから利用開始までは2週間程度かかる

栃木銀行のカードローンを利用するには、栃木銀行の普通預金口座が必要です。

口座を持っていない場合は、正式申込までに窓口かアプリの手続きで口座を作成しなければなりません。

栃木銀行カードローンの利用開始までの流れは、以下の通りです。

1. 申込
2. 仮審査
3. 結果
4. 正式申込
5. 利用開始

カードローン審査の申込みは、WEBで24時間受け付けていますが、その他にも以下の方法で申込みが可能です。

電話	受付時間8時～20時 (12/31は18時まで、1/1は休業）
FAX	ATMに備え付けのリーフレット「仮審査申込書」に必要事項を記入し送信
郵送	郵送専用リーフレットに必要事項を記入し郵送
栃木銀行窓口	平日9時～15時
ローンプラザ	栃木県内に1か所、埼玉県内に1か所　水曜と祝日は休業

栃木銀行の口座を持っている場合、「WEB完結契約申込」が利用できるため、来店や郵送の手間が必要ありません。

最初にカードローン正式申込みの前に、申込者の希望する内容で仮審査を行います。

この時点で実施されるのが、銀行から勤務先への在籍確認の連絡です。

審査結果は申込受付後最短で翌営業日から4営業日程度ですが、審査により2週間ほどかかる場合もあります。

正式申込するためには、申込者本人が銀行に来店するか郵送で必要書類を提出しなければなりません。

なお、「WEB完結契約申込」を利用している人は、必要書類の提出は必要ないです。

正式申込から約1週間程度で、ローン専用のカードが郵送で届きます。

ローンカードが到着する前に借り入れを希望する場合は、正式申込時にその旨を伝えると、口座への入金が可能です。

基本的にすべて本人による手続きが必須であるため、申込みから利用開始までは、最短でも2週間程度はかかると考えておくとよいでしょう。

利用開始までの流れを円滑に進めるために、必要書類をいつでも提出できるよう手元に用意するとよいでしょう。

手続きの中で結果の連絡やカードの郵送などがあるため、周囲の人にバレずにローン申込みをするのは難しいと考えられます。

栃木銀行カードローンの借り入れはATMか口座入金でできる

栃木銀行カードローンを実際に利用する場合、以下の方法でお金の借り入れができます。

栃木銀行ATM	平日8時45分～18時は手数料無料 それ以外の時間帯は110円
提携金融機関ATM	利用する時間帯やATMによっては手数料が最大220円発生
アプリ	カードローン返済用口座への入金が24時間365日利用可能 サービス休止時間は毎週日曜23時～翌月曜7時

栃木銀行のATMは187ヶ所に設置されていますが、各ATMを利用すると手数料が発生する場合もあるため、利用する場所と時間帯に気をつける必要があります。

とちぎんアプリでは、口座への入金が可能ですが、それ以外にもカードローンの残高や入出金明細の確認ができます。

栃木銀行カードローンの返済は毎月6日に引き落とされる

栃木銀行カードローンの返済方法は、約定返済と臨時返済の2通りあります。

約定返済は、毎月6日（休業日の場合は翌営業日）に口座から自動的に引き落とされる方法です。

返済金額は、前月の借入残高に応じた約定返済額となり、以下の表の通りとなります。

前月末の借入残高	約定返済額
10万円以下	2,000円
10万円超30万円以下	5,000円
30万円超50万円以下	10,000円
50万円超100万円以下	20,000円
100万円超200万円以下	30,000円
200万円超300万円以下	40,000円

借入残高が低いほど返済額は低く、最低月2,000円であるため、毎月の予算への影響は少ないでしょう。

臨時返済は、約定返済とは別に余裕があるときに随時返済を行う方法であり、栃木銀行ATMか銀行窓口で任意の金額を返済できます。

臨時返済すると返済期間が短くなるため、支払う利息金額も減らせるのが利点です。

しかし、臨時返済をおこなっても残高がある限りは毎月約定返済日に引き落としが実行される点を忘れないようにしましょう。

銀行カードローンの審査を円滑に進めるための秘訣を心得ておこう

銀行カードローンの審査は即日の対応ができませんが、可能な限り早くお金を借りたいところです。

申込みから審査を円滑に進めるためには、4つの秘訣があります。

• 複数の借入先に申込まない
• 収入に見合った借入額を申込む
• 信用情報に悪い記録を残さない
• 正しい情報で申し込む

順番に説明していくので、事前に確認しておきましょう。

複数のカードローン借入先に申込まない

1つ目は、カードローンの審査に不安があっても、複数の借入先に申込まない点です。

複数の借入先から融資を受けていると、返済能力を疑われて審査に通る可能性が低くなってしまいます。

カードローンの利用を検討するときは、借入先1つに絞って申込みを進めましょう。

自分の収入に見合った借入額を申込む

2つ目は、自分の収入を認識した上で、それに見合った借入額で申込む点です。

申込時の借入額は、提示されている限度額の範囲内で希望する借入金額を申告します。

最終的な借入額は審査を経て決定されますが、銀行は返済が見込めない人に多くのお金を貸してはくれません。

信用情報に悪い記録を残さない

3つ目は、ローン契約の履歴となる信用情報に悪い記録を残さない点です。

返済の延滞や金融事故の記録は、信用情報に5年間履歴が残ります。

これらの記録があると、新たに申込みをしたときに審査の通過が難しくなります。

悪い記録を残さないためには、借り入れるときに返済の計画を立ててから借り入れるのが重要です。

さらに信用情報は一定の手続きをすると、自分で確認できます。

申込み前に自分の信用情報を確認するのも、手続きを円滑に進めるためには有効です。

申込むときは正しい情報を申告する

4つ目のポイントは、自分の情報を正しく申告する点です。

嘘の申告があるとわかると金融機関からの信用がなくなり、審査通過は難しくなってしまいます。

さらに申告する情報を間違えてしまうと、余計な確認が必要となり結果が出るまでに時間がかかります。

不利な条件があったとしても嘘をつかず正しく申告するのが、審査を円滑に進めるにあたって大切な点です。

栃木銀行カードローンの審査は厳しいが要点を理解していれば通過できる

ここまで銀行カードローンの審査と、栃木銀行カードローンの特徴をお伝えしてきました。

銀行の審査は厳しいと言われていますが、その理由は契約する相手を信用情報などで見極め、条件に見合う人に対してのみ融資をするためです。

貸し手側のリスクを最小限に抑え、かつ契約者が困難な状況に陥らないためにしっかりと対策を立てて貸し付けを行っています。

厳しい審査でも要点の適切な理解によって、通過は困難ではありません。

栃木銀行カードローンでは、口座をお持ちの人であればWEBのみで手続きを完結できるため、手間を掛ける必要なく申込みできます。